プロフィール
気がつけば生業として革を扱って15年が経過していました。(1999年からキャリアがスタート)
私は技術至上主義ではないのですが、モノを美しく仕立てることは当然であり、手を抜くこと無く常に向上心を持って取り組んで来た15年でした。
と、言ってしまえば大袈裟ですが、ただ好きな事を好きな様に追求していただけで、今まで仕事と思って取り組んだ事は一度もなかったほどです。
言ってみれば毎日遊んでいる様なものなので、何ともいえないところではあるのですが〜
そんな私ですが「丁寧に」「心を込めて」「こだわって」「あえて」何かをすると言うことはプロとして、また何かを産み出す人間としては当然の事であり、逆にそうしないでやろうと思ってももう出来ない指先にすらなってしまっています。
ですので商品説明やブランド紹介でこれらの言葉を使うことは一切ございませんが、商品を手に取っていただければ実感していただけることと思います。

Hironobu Murakami
京都出身
大学を卒業するまで私の専門はバイオテクノロジーでした。
中でも遺伝、DNAに関しての研究を白衣を着て顕微鏡を覗いたり、実験をしたり今と全く違うジャンルを専門としていました。
が〜、どこでどうなったのか、今は革を用いてバッグや財布・小物をデザイして型紙をひき、製作をしています。
美しいフォルムを持ったモノを。
時間と共に醸成し、空気感を持ったアイテムを産み出したいという欲求から陶芸や彫金など手を動かして形を創り出す事を求めて色々と試して、最終的に「革」と言う素材にビビビと来たので今に至っています。
素材を深く知り、特性を理解する事。
そして技術を身につけた上で、これらをベースにそれぞれの革の特性を活かしてデザインに落とし込む事が出来る様にとキャリアを積んで来ました。
神は細部に宿ると自身考えており、ステッチの一目一目、張り合わせる時の力の入れ具合、断面の角度等々、
細部一つ一つの集積が目に見えない、でも感じる事の出来る空気感を産み出しているアイテムを製作する為に
全ての事を実行しています。
道具としてではなく、持つ事自体が目的に成りうる様なアイテムとして。
自分自身を、気持ちを高めるアイテムであったり、自身を反映させたアイテムとして共に人生を歩んでいけるパートナーとして迎え入れていただければ幸いに存じます。
と、そんな事を日々想いながら活動しております。
13年間、メーカーに勤務した後、2012年m.rippleとして活動。
2014年4月、台東デザイナーズビレッジに移転。
